太くて長い花茎の先に華麗で豪華な花を咲かせてくれるアマリリス。知名度の割には実際に栽培されている人が少ないのは、球根の単価が高いからでしょうか?
実は、栽培法を間違えなければアマリリスの球根は半永久的に生きていますので、むしろコスパの良い園芸植物なんです。さらに、昔ながらのオランダからの輸入品だけでなく、最近は国内の育種家が作出された様々な品種が入手可能になっています。
アマリリスは亜熱帯植物なので暑さに強く、乾燥を好む植物なので水やりの頻度も少なくて済みます。貴女もアマリリスデビューしてみませんか?
輸入ポットの管理
オランダからのプラスティック鉢に球根を植え付けた輸入ポットは、室内インテリアにもなるので、贈答品にも重宝されます。水さえあげれば花が咲くので非常に便利です。
アマリリスは亜熱帯植物なので、3月下旬以降、最低室温が15度以上になってから初回の水やりをたっぷりしてください。水やりの水は21度以上と言われています。
その後、芽が出るまでは水やりを控え、芽が出てから本格的な水やりを開始します。既に芽が出ている場合にはそのまま水やりしてください。ただし、水やりは必ず「用土が乾いてから」行うのが鉄則です。
管理上の注意点
水やりの時に葉や茎に水がかからないようにすること。
窓辺などに置くときには、鉢回しをして日光がまんべんなく当たるようにすること(鉢回しをしないと、花茎が傾いてしまいます)。
屋外に置く場合は、風で花茎が折れないようにしっかりと支柱で支えること。
台風や嵐の予報の時は、屋内に取り込んでおくこと。
適切な温度と日当たりで管理すれば、70日くらいで開花します。花は早めに切り花にして楽しみ、株は屋外の雨の当たらない風通しの良い半日陰に移します。
アマリリスはウイルス病が怖いので、花がらや花茎などを切るときはハサミを使わず、手で摘み取ってください。ときどき葉水をあげると、ハダニなどの被害を抑止できます。
9月中旬になって涼しくなったら室内に戻してください。1日中エアコンをかける部屋があれば、真夏も室内に置いてもかまいません。10月下旬になって葉がしおれてきたら、水やりを春まで中止し、最低温度7度以上の場所で保管してください。球根が大きくなって根詰まりするまでは、植え替える必要はありません。
芽出し苗や球根からの栽培
国内で生産された芽出し苗が春先に出回ります。また、新品種などは通信販売で球根を入手してください。
植え付けの際は、ポットよりもひとまわり大きな鉢に草花用培養土で植え付けてください。球根の肩が用土の上に出るように「浅植え」にするのがポイントです。その後の管理は、前述の輸入ポットと同様に行ってください。
庭植えでの楽しみ方
水はけや風通しが良く、真夏に半日陰になるような場所があれば庭植えも可能です。
植え付け: 適期は5月上旬です。植え付け場所を深く掘って、腐葉土を多めに混ぜ込んでください。庭土の水はけが悪い場合は、川砂も混ぜ込みます。肥料はマグアンプなどをひとつかみ混ぜます。球根の肩が完全に出るように「高植え」にし、球根のまわりをピートモスや腐葉土などでマルチングします。
水やり: 芽が出てから1度、しっかり水やりしますが、その後はよほど乾燥しない限り、水やりしない方が無難です。
越冬: 暖地では球根を掘り上げずに越冬可能です。葉が枯れてきたら枯葉を取り除き、まわりの土を寄せて球根の上に10cmくらい土を被せて防寒してください。
掘り上げ: 球根を掘り上げる時は、枯葉を根元から取り除いたあと、球根の周りをかなり広めに丸く掘り上げます。球根を傷つけないように丁寧に土を落とし、殺虫殺菌剤で消毒してから水洗いします。3日ほど陰干しした後、清潔なポリポットに上向きに球根を入れて、室内の暖かい場所で保存してください。
.png)
コメント