バラの挿し木

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花の女王と言えば何と言っても薔薇ですよね。
ご家庭でバラを栽培されている方も多いと思います。

ある程度、バラ栽培に慣れて毎年花を咲かすことができるようになると、今度はお気に入りの品種を増やしたくなるものですね。

バラは基本的には生命力の強い植物ですので、簡単に挿し木ができます。
特にミニバラは野生のバラの性質を強く持っているので挿し木が非常に簡単ですので、
是非お試しください。

用土

挿し床はバーミキュライトや鹿沼土が良いでしょう。
鉢は乾燥しにくいプラ鉢が良いですね。
挿し木する前にしっかり水遣りして微塵を洗い流して、湿らしておいてください。

挿し穂の準備

花芽がない元気の良い若い枝を切り、15-20cm間隔くらいに切って、根元側を鋭利なカッターで切り戻してください。


葉は一番上の1,2枚を残して全て切り取ります。
ミニバラなどでは葉がなくてもOKです。

挿し木

根元に発根促進剤を軽くつけて、挿し穂の根元を傷めないように割り箸などで挿し床に穴を開けて、そこに挿し穂を挿し、根元をしっかりと押さえてください。

挿し木後の管理

水を張った鉢皿の上に挿し木した鉢を入れて、底面から給水させます。
日陰に置きますが、乾燥が激しいようなら最初の3,4日は上からビニールをかぶせても良いでしょう。

水を切らさなければ1週間程度で発根します。
芽が動いたら徐々に日当たりに移します。

挿し木苗にもハダニなどの害虫がつきます。
出てきた葉がやられると挿し木苗が枯れることがあります。


ミニバラなら20日程度で写真のように葉が展開しますので、小鉢に鉢上げしてください。
小さいうちは弱いので、強風、乾燥、病害虫に注意して立ち枯れしないように注意しましょう。

ミニバラなら2年程度でもとの株のようにきれいな花をたくさん咲かせるようになります。

取り木

木バラ、ツルバラでは取り木で増やす方法もあります。
時間がかかりますが取り木は確実に発根させることができます。

注意事項

業者さんたちは野ばらなどを台木として接木しています。
この方が強い株になります。

なお、多くのバラの品種は品種登録されています。
品種登録されているものは、他人に譲渡できません。
挿し木で増殖された場合は、ご自分のお庭やベランダでお楽しみください。

また、季節ごとのバラの育て方については、今月の園芸作業 バラで詳しくご紹介しております。

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