秋になって園芸店に並ぶパンジーやビオラの苗を見ながら、あれもこれもとかごに入れていたら、思いのほかの金額になってしまった。そんな経験はありませんか。しかも本当に気に入った品種は人気があって、気づいたときには売り切れていることも少なくありません。
それなら種から育ててしまおうと考えるのは自然な流れですが、ここで多くの方がつまずきます。8月に種袋どおりにまいてみたけれど、2週間たってもいっこうに芽が出てこない。あるいは数本だけひょろりと出て、あとは音沙汰なし。
じつはこれ、種が悪いわけでも、あなたの腕が悪いわけでもありません。原因は暑さです。パンジーやビオラの発芽適温は15度から20度と涼しく、真夏の高温では種が眠ったまま待ってしまうのです。
そこでおすすめしたいのが、冷蔵庫まきという方法です。湿らせたキッチンペーパーに種をはさんで野菜室に3日から5日入れ、種に「秋が来た」という合図を送ってやるだけ。これだけで真夏の種まきの成功率が見違えるほど変わります。
冷蔵庫まきの3つのメリット
- 特別な道具がいらない。キッチンペーパーと保存容器、冷蔵庫の野菜室だけで始められる
- 真夏でも発芽がそろうので、8月中旬から9月上旬という適期を逃さずにまける
- 種から育てれば苗代がかからず、好きな品種を何十株でもそろえられる
note記事で紹介している内容
- なぜ真夏のビオラは芽が出ないのか(高温休眠のしくみ)
- 冷蔵庫まきの具体的な手順(水加減・日数・まいたあとの置き場所)
- 覆土は2mmから3mmと薄く。好光性の種で失敗しないコツ
- 種から育てたい品種選び(ソルベ・ペニー・大輪パンジー)
- 徒長・立枯病・肥料やけを防ぐ、真夏の育苗3つの注意点
- 定植とバラの株元での生かし方、他の秋まき草花への応用
くわしい手順と管理のコツは、note記事でたっぷりご紹介しています。半年咲き続ける秋冬の花壇づくりは、じつは今この時期の準備から始まっています。
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