緑色のまん丸のツツジの株が、春になると、白やピンクに鮮やかに咲き誇ります。
それを見て感動して、自分の庭のツツジも、と剪定したものの、翌年には全く花が咲かない….
ツツジの剪定は基本を誤ると、このようなことにもなりかねないので、注意しましょう。
ツツジ類の基本的な育て方はインターネット園芸大事典 ツツジをご覧ください。
ツツジ類の仕立て方
ツツジ類は丸い玉仕立てにするのが一般的ですね。
その時に、1つの株を育てて1つの玉仕立てにする方法と、数株をまとめて玉仕立てにする方法があります。
まず、市販の2年生苗を購入して、日当たりと風通しの良い場所に植え付けてください。
水はけが悪い場合は、植え付け前に、腐葉土などを多めにすきこんでください。
1株から始める場合は、3,4年後に30cmくらいの大きさになったら、下記に示すように、花後すぐに丸く刈り込んでください。
5,6年後には、りっぱな玉仕立てになります。
ツツジ類は7月から花芽分化が始まります
ツツジ類は7月から花芽分化が始まります。
ですから、7月以降に強い剪定をすると上記のように「全く花がさかない!」ということにもなりかねません。
それからツツジ類は頂花芽タイプと言いまして、枝先にひとつ花芽ができるタイプです。
ですからツツジ類の剪定は花後すぐ、1日も早く、が基本です。
5月くらいの花後すぐの時期でしたら、強く剪定して、仕立て直すことが可能です。
ツツジ類の剪定
ツツジ類の剪定の仕方ですが、まず、できあがりの形をしっかり認識してください。
そして、徒長枝を見つけて、できあがりの形の線よりも少し下で切ります。目標線で切ると、また徒長してしまいますので。
次に、ざっと目標の形にまで刈り込んだら、込み合った枝を間引いてください。
太い枝は、さらに芽の少し上の位置で切り戻してください。
最後に、蕾や花柄、切り欠けた葉などを、ていねいに切り取って、きれいにしてあげてください。
2,3週間で新芽が出てきます。
その後、樹形を乱す徒長枝などが出てきたら、適宜、その枝だけ強めに切り戻します。
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