ツバキは日本在来の植物で、万葉集の時代から愛されてきたお花です。
花色は赤、ピンク、白、黄色ん、斑入りや覆輪、絞り咲きなどがあり、花姿には、一重、八重それぞれに、さまざまな花の形の品種が作られてきました。
またツバキは、観賞用だけでなく、果実から採る椿油は、食用や整髪用、医療用など、幅広く利用されていますよね。
さらに、ツバキの幹や枝から作った炭は陶器作りに欠かせない釉薬などにも利用されています。
さて、観賞用の鉢植えのツバキですが、ずっと植えっぱなしだと根詰まりして元気がなくなりますので、2,3年に1回、剪定と植え替えを行うと良いでしょう。
ツバキの鉢植えの剪定
ツバキの剪定と植替えの適期は花後の3月から4月にかけてです。
まず、主幹を半分くらいのところで切り戻してください。ツバキは元気の良い植物なので、このくらい切っても大丈夫です。
主幹よりも下の、伸びた枝を切り詰めてください。他の枝も、だいたい1/3から1/2くらい切り詰めると、バランスが良くなります。
庭植えのツバキも同様に剪定できます。
ツバキお鉢植えの植え替え
剪定後にすぐに新しい鉢に植え替えます。
一回り大きい深鉢を用意してください。プラ鉢でもいいですが、陶器鉢の方が見た目が良くなります。
ツバキを鉢から抜いて、表面の固い土をほぐしてください。根元の苔なども取り除いておきましょう。
鉢底とまわりの土も1/3くらいほぐします。根鉢から飛び出している根は切り詰めましょう。
整理が終わったら、乾かないうちに、新しい鉢に植え付けてください。
用土は中粒の赤玉土と鹿沼土を1:1に配合すればいいでしょう。
最後に、水をたっぷりあげてくださいね。
植え替え後の管理
植替え後、数日は風が強くない半日陰に置き、徐々に日光に馴らしてください。
その後、5月にしっかりと緩効性の化成肥料をあげてください。肥料が足りないと、花芽がつきません。
なお、植え替えない時も、花後に2節以上残して、枝先を剪定してください。葉芽の上、5mmくらいで切るといいでしょう。
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