ミニ洋ランは可愛くて場所をとらないので人気があります。
その中でもミニカトレアは花が大きく、いろいろな品種があるのでコレクションに最適です。
ただ、最初の年は花が咲くのに、その後が続かないことが多いです。
それは、根詰まりしているからです。
売られているミニカトレアはポリポットで育てられたものを無理やり鉢に詰め込んであったりするので、すぐに根詰まりします。
ひとまわり大きな鉢に鉢増しすれば根詰まりは解消されます。
でも、せっかく小さな鉢だったものを大きくするのは、「ミニ」の良さを損ないますよね。
そこで、今回は、ミニカトレアを鉢増ししないで育てる裏技をご紹介します。
バックバルブを1つ取り除く
カトレアは基本的に1方向に育っていきます。
ミニカトレアも良く見ると、バルブが縦に並んでいると思います。
調子が良ければ古いバルブから新しいバルブへ少しずつ大きくなっているはずです。
この古いほうのバルブをバックバルブと言います。
花が咲くのは新しいバルブの方なのでバックバルブには蕾がつきません。
そこで、ミニカトレアを鉢から抜いて、バックバルブ側の一番古いバルブを1つ切り取ります。
バルブを捨てるのは惜しい気がしますが、これでスペースが空きますよね。
植え替える
同じ大きさの新しい鉢か、もとの鉢をきれいに洗って使います。
枯れた根や傷んだミズゴケを取り除いたあとで、バックバルブがあった側を鉢面につけて植え付けます・
これで新しいバルブ側にスペースが空くので、しっかり新しいミズゴケを詰め込んでください。
これで根詰まりは解消し、残ったバルブが充実して、花を咲かせてくれます。
新しいバルブは空いたスペース側にできます。
毎年、植え替え時に、この方法でバックバルブを切っていけば、鉢を大きくせずにミニカトレアを育てていくことができますよね。
なお、環境が悪くて十分育っていない場合は、無理にバックバルブを切る必要はありません。
植え替えるときに、新しいバルブ側にスペースが空くように植え替えればいいでしょう。
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