エピデンドラムを高芽で殖やそう

洋ランのエピデンドラムは、最低温度が7度で管理しやすく、15度あれば、どんどん花が咲くので、ご家庭にお薦めの洋ランです。

また、エピデンドラムは高芽ができやすく、高芽を使って、ご家庭でも簡単に殖やすことができるのも魅力ですね。

高芽取り

茎の途中から白い根が出ているところが高芽です。

初夏から夏にかけて高芽が出てきますが、高芽は10ｃｍ以上に育つまで待って、清潔な剪定ハサミを使って、根が出ているところのすぐ下の茎で切り取ってください。

たくさん高芽ができている場合は、3芽くらいをまとめて植え付けると、花が咲いた時に豪華になります。

高芽の植え付け

鉢は素焼き鉢、植え込み用土は水ゴケ単用です。

植え付け前にミズゴケに水をしっかり含ませてから、水を絞ります。

また、洋ラン一般に言えることですが、鉢が大きすぎると、水ゴケが乾きにくく、生育不良になることが多いので注意しましょう。

高芽の根がしっかり水ゴケに隠れて、水ゴケの一番上が、鉢の高さより少し低くなるくらいに植え付けてください。

水ゴケが乾くまでは水やりしないでください。

植え付け後の管理

植え付け後、3週間は半日陰で管理し、肥料は施さないでください。

洋ラン類の高芽取りは、9月中には終えるようにしましょう。