ハンギングタブローって、ご存知でしょうか?
最近、特に多肉植物の愛好家の間ではやっているのですが、板に植物を止めて、その板ごと糸や針金で吊るして鑑賞するものですね。
多肉植物だと水やりが少なくて、ほぼほったらかしでいいので、人気が出ているようです。
実は洋ランも、もともとは木に着生しているものですから、ハンギングとの相性は抜群です。
よくバンダなどを木枠に付けて吊るしていますよね。
今回は洋ランをハンギングタブローに植えつけて、花を咲かせてみよう!というお話です。
ハンギングタブローに向く洋ラン
あまり大きな洋ランはバランスが悪いですし、水やりするのも大変なのでハンギングタブローにはミニ洋ランがオススメです。
特に乾燥に強い種類の方が水やりの手間が楽になります。
それから吊るす場所にもよりますが、冬の夜間でもそれなりの室温を確保できない場合は、耐寒性の比較的強い種類を選びましょう。
最近は日本在来のセッコクやフウランなどを交配した新しい寒さに強い品種もありますので、オススメですね。
植え付け方
バンダのようなものは板に木枠を付けて植えつけてもいいのですが、普通のミニ洋ランであれば普通に素焼き鉢を使います。
素焼き鉢を糸鋸などで縦に真っ二つに切って針金などで板に留めてから、水ゴケで植えつければOKです。
洋ランのハンギングタブローの管理
植物の特性に応じて吊るす場所を季節ごとに変えていけば、丈夫で咲きやすいミニ洋ランなら咲いてくれます。
水やりは真冬など水をあまり必要としないときは霧吹きだけでいいでしょう。
生育時期に水やりするときは、吊るしてあるのをはずして、しっかり鉢の部分に水やりして、水が抜けてから元の場所に吊るせばOKです。
ただし、ハンギングの方が乾きやすいので、慣れるまでは頻繁に水ゴケの乾き具合を確認してください。
洋ランを育てていても、どうしても根腐れさせてしまうという方は、むしろ乾きやすいハンギングタブローの方が育てやすく花を咲かせやすいかもしれませんね。
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